アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

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美術館に行こう!

エンエンとやっていた改築がやっと終わり、新装開館したデトロイト美術館。

新装開館直後はテレビコマーシャルの効果かどうか大変な混み具合だということで、やっとこの週末に行ってきました。

高速75号線を南下し、ウォレン出口で降りて…。

と思ったらなんと工事中で、ウォレンの一歩手前で迂回路に行かされてしまいました。

そ、そんな…。ウォレン出口の方法でしか行き方知らないのに~。とあせるとますます自分のいるところがわからなくなります。

パニクっているうちにどんどん深みにはまり、なにやら怪しげなエリアに突入してしまいました。

デトロイトは、全米でも屈指の犯罪都市。毎日のように殺人やら普通に起こっていますから、用がない限り近づかないようにしているのですが、美術館はその真っ只中にあるので、目的地である美術館だけを目指して行くのです。クワバラ、クワバラ…。

さて、変な所に迷い込んでしまった私。それも、一方通行なので強制Uターンなんてのもできないし…。これ以上進むと超まづい地域に突入することは明らか。さ~、どーする…。

こういうときは、左折・右折どちらにしても危険です。余計に深みにはまります。特に危ない地域の住宅地は「本当に」危険ですから、まずはドアのすべてがロックされていることを確認し、今きた道を戻るのがもっとも安全です。

信号で止まるのも実は危険ですが、止まる前に回りをよく見て変な人が交差点あたりでうろうろしていないことを確認します。

今回の私の場合、一度だけ信号で止まり、すぐ隣を走る逆方向の一方通行道路に渡りって、きた道を戻り、東西南北を確認して美術館のある方向めがけて一目散で走りました。ちなみに、車の中とはいえ、地図を見るのは危険行為です。

やっと、到着。

美術館裏にある有料市営駐車場に車をとめます。パーキングメーター付き路面駐車は確かに安くていいのですが、ここはデトロイト。ちゃんと人が監視をしている駐車場を選ぶのが無難です。

入場料は大人が8ドルです。子供は17歳まで大人の半額。
http://www.dia.org/default.asp?menu=main&main=yes

無事に到着して、入場すると受付のおばさんに、

「年間会員になりませんか」

と勧誘されました。

実は、50ドルぐらいだったら会員になろうと思っていたところです。聞くと、会費は65ドルだとか。でも、土曜日は特別感謝デーで10ドル割引!さらに、会費の半分は確定申告をすると戻ってくるそうです。これで、年間何度でも入場できるんですから大層お得だと思います。危険を冒してやっと辿り着いたので、その安堵感も手伝って気前よくさっさと会員になってしまいました。

やっと、本題。

改装前とはずいぶんとレイアウトが変わりました。絵画の説明が大いに増え、美術と歴史のいい勉強になります。

絵画に関連する装飾品(家具・食器など)が一緒に展示されているので、総合的な知識を得るためには大変有効的だと感じました。

エジプトもの、北米原住民もの、アフリカもの、アジアもの、ヨーロッパもの、モダンアートもの、などなど、この美術館が網羅する作品は本当に多岐に及びます。4時間を結構早歩きで回りましたが、全部を見ることはできませんでした。

その昔、自動車産業(鉄やガラス)で信じられないほどの財を成した人たちがデトロイト美術館にお金と美術品を多く寄付し、今に受け継がれています。1つ1つの作品の解説を読みますと、「XX夫妻による寄贈」というのが多いこと多いこと!!たとえば、中世フランスのチャペルの一角が再現されているのですが、それも誰かからの寄贈だと書かれてあります。

いろいろある美術品の中で、私のお気に入りは、やっぱりルネッサンス期のヨーロッパもの。

ルネッサンス=イタリアという印象が強いのですが、じつはその発端はスペインにあるんですね。スペインはいわゆる人種・宗教のルツボで、当時のヨーロッパにおいて学術などの先端を行っていたのです。それは、そもそも当時何事においても先端を行っていたイスラムの影響からなんですけが、そのころのスペインの支配者が宗教融和政策をとったおかげで、キリスト教徒であるヨーロッパ人がイスラム教徒からいろいろなことを学ぶことができたようです。

ヨーロッパの各国から学者たちがトレドなどに集い研鑚を重ね、自分の国に戻りルネッサンスの花を咲かせたという運びです。

なんだか、長くなってきました。今日はこのぐらいにします。歴史の話になるとやめられなくなる私…。

正面玄関を入るとすぐにキャセドラル天井の大ホールが。ヨーロッパの甲冑が出迎えてくれます。
入り口の大ホール


三脚を使わなければ、写真撮影もOK。フラッシュも大型のものじゃなければOKですって。
少女たち


キリスト教系の展示物も多いです。これは、中世スペインの尼僧教会の尼さんたちのベンチシートの上部部分。図柄をよく見ますとイスラム教の影響が強く見られます。
イスラム教の影響


このベンチシートの解説に、その旨が説明されてあります。
「太い赤と緑の色、ねじれた蔓、丸くカールした葉はスペインにおけるイスラム美術の影響を示している。紋章にはライオンが描かれ、その周りにフライパンのモチーフがあるが、この紋章意匠はスペインで「パディーヤ」と呼ばれている。これは、この尼僧院の創始者マリア・デ・パディーヤにちなんでそのように呼ばれている。」
尼さんが座ったとさ


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Comments

こんなトコロに!!

王様時代の名残が~!!
本編でもマリアが尼僧院を建てて保護していたというのはありましたが、獅子とフライパン・・・どうマリアと関係あるんでしょう??
お料理上手だったんでしょうか?マリア(笑)

エンリケによってイスラムの保護は一掃されてと思ってましたが、こうやって尼僧院に王様やマリアたちのその名残があるの今日まで伝わっているなんてなんか嬉しいですよね~

2008.03.17(Mon) 18:57       たれぞ~ さん   #jhC0J7jE  URL       

コメント感謝

v-513たれサマ
そうなんです。これは、思ってもない発見で、まさか中世スペインのそれもマリア建立の尼僧院がデトロイトに来ていたなんて、本当にびっくり。これを見るだけに何回か通ってしまいそうです。人気の少ない地下廊下の片隅にひっそりと復元されています。おそらく、立ち止まってみるのは私ぐらいか…。
ハディーヤ=フライパンの図柄はちょっと調査が必要ですね~。

2008.03.18(Tue) 13:12       モンクたれ さん   #-  URL       

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