アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

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すももももももももいかおり

ン十年来の友達(米人)からメール。

「日本人の女優がミシガン大学で講演をするよ~。行く?」

日本人の俳優とかタレントとか、全然興味がないので、メールの内容などよく読みもせず、放ったらかしにしておきました。

すると、また、

「先日の件、どうする?予約が必要なんだけど...。土曜日だし、冷やかし程度でいいからさ~。」

とのメール。

ということで、行って来ました。桃井かおりさんの講演会。

桃井さんというと、とってもアンニュイなイメージで、毒気が強そうで、講演会なんぞやって途中でシーンとなっちゃうんじゃないかと余計な心配さえしちゃったのですが、それがナンともトンでもない!

とっても面白かったのですよ!

あまりの面白さに、すっかり桃井さんファンになってしまった単純な私です。

講演会は、ミシガン大学の近くにあるアンティックな映画館の中で行われました。

桃井さんにホスト役の米人が質問をして、それに答えていくという形式で行われました。桃井さん専属の通訳つきで。(この通訳の方、このために東京からわざわざいらっしゃったそうで。確かに、素晴らしい通訳ぶりでした。)

「メモワール・オブ・ゲイシャ」や「太陽」などの映画を例に、国際舞台で作品を作り上げていくとはどういうことなのか、というような質問に、面白おかしく答えていくさまは、あのアンニュイな桃井さんとは全く別人。

日本人としてのアイデンティティーの話、日本人役者の海外でのあり方などなど。「ゲーノーカイ」は一種独特の業界で、普通の人たちには全く接点がないので想像すら出来ないはずなのに、桃井さんのお話はあまりにも私たちに納得のいく身近な内容で、面白くて面白くて仕方ありませんでした。

一番印象に残ったお話は、「メモワール…」の主要配役が桃井さん以外全部中国人だった、というくだり。

芸者の世界というのは、私たち日本人にとっても「別の世界」なのに、そんな難しい設定に何故そもそも日本人ですらない中国人の女優をつけるのか、という質問を監督にしたそうです。

「強さとしなやかさ」が足りないんだそうです、日本人俳優には。

たしかに、日本でも有名だといわれるような俳優達が多くオーディションを受けていたそうで、桃井さん自身、「あー、あの人だったら、結構いけるんじゃないかしら~」みたいな人もいたそうで、でも、結局桃井さん以外全部不合格。最後に桃井さんだけになって、「あら~」と思ったそうです。

結局。日本でどんなに有名でレギュラー何本も抱えていても、外に出たら全然通用しないということなんでしょうね。たった一人でどんな荒波にも向かっていくという気合がないんだそうです。(これは、どの業界に勤める日本人にも言えることかも知れません。会社という組織に守られた中で駐在などで海外に行くことは出来ても、一匹狼となると…。)

ロケ中に、どう考えてもオカシイと思える日本風の小道具を自分で直しちゃったり、休憩中にきれいな芸者のお着物のまま足を開いて座って、挙句の果てにタバコまでふかし始めちゃう中国人女優に日本人女性の作法を教え込んだりする桃井さんは、なんともバランスの取れたいい感じの女優だなと思えちゃったわけです。

何かの記事で、よく外国映画に出演する某日本人俳優が、「僕が外国映画に出るときは、役を演じるだけでなく、本当の日本の姿を非日本人スタッフや俳優たちに教えるのも仕事です。」といっていましたが、桃井さんも同じことしていらっしゃるんですね。

「太陽」という映画は、実は、前からずっと観たいと思っていました。イッセーさんの一人芝居のような感じの映画ですから、桃井さんも出ていたとは全然知らなかったのですが、桃井さんの内輪話を聞いて、やっぱり観なきゃと思いました。

彼女の話を反芻すればするほど、桃井かおりという女性はほんものの女優なんだなと思う次第です。マネージャーに仕込まれた話を棒読みするのではなく、全部自分の言葉で、自分の意志で話すので、話に心がこもっていて面白かったというわけです。

ところで、桃井さんって、ものすごくきれいな肌をしているんですよ。それに、それに、手が物凄くきれい。(手フェチなんです、私。)
ももももももい



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Comments

日本人の代表とまでは思わないですがやっぱり日々の生活の中で日本人でありたいと常に思います。
ももいさんの肌がきれいなのは有名~ですよね。手も手たれになれそうなくらいきれいですよね。

2007.12.04(Tue) 01:15       uta さん   #FvEjKfs.  URL       

U姫

昔ほど大きな誤解はないにしろ、やっぱり日本人て一般的な非日本人の間では、「よくわからない存在」だと思うんです。
日本独特の文化とか考え方とはあるんだけれど、私たち日本人もあなた達非日本人と結構同じなんだよ、みたいな事をわかってもらいたいなと思う私です。どうも見た目が違うと宇宙から来た人みたいな見られ方されたりして。
ところで、全然話は変わりますが。興行的にはあまりパッとしませんでしたが、「アメージング・グレース」という映画がとってもよかったです。DVDが出るのを待ってウチでボウズと一緒に観ました。(劇場公開はすぐに終わっちゃったので。米国は、本当に、ハリウッド的超豪華スペクタクル作品じゃないと人が集まらないのね~。残念。)

2007.12.04(Tue) 08:34       モンクたれ さん   #-  URL       

日本人は、枠の外でがんばりきれない、ってよくわかります。自分の所属する社会で自分がどれくらいかっていうことにすごく敏感。会社や出身校が結構自分のIdentityで、しかも、そこで出世が早かったりするとそれが自分の実力だと思い込んじゃうから怖いのよね。会社の看板があるからできることがほとんどなのに。一人で独立したり海外でがんばってるひとって、バックアップないから、自分のほんとの実力がおもむろに出ちゃう。甘い人は成功しないし、がんばる人はいつかは報われる。とりあえずそこそこ働いて、きまった給料もらって、退職金のもらえる年まで続けて、、、それが、浅い人生のように思うるのは私だけでしょうか。

2007.12.04(Tue) 10:40       えのち さん   #-  URL       

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