アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

石畳旅行記 - ひとりでバスに乗ってみる

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ちょっと昔。

フィレンチェとシエナは敵対していたそうで、恐らく今も近所すぎて「憎きヤツ」同士なんだと思います。

近すぎる間柄って、どうしてもこうなっちゃうんだろうかな~。

ということで、フィレンチェ滞在中にシエナに行ってみました。(そういえば、某ミニバンの名前と発音同じ…。)

日曜日だったため、バスは1時間に一本。

朝9時10分発のバスが出発する5分前にバス停に到着。

切符を購入する人の超長い列を見て、

「絶対無理」

と確信しながらお行儀よく並んでいると、行儀の悪い旅行者が割り込んで来たり、おまけにそいつらが列に並んでいない友達の分まで購入したりという被害に遭い、その確信は現実となりました。

心穏やかに、10時10分の切符を往復で購入。

€7.80 (片道) X 2枚 (往復分) = €15.60 (クレジットカード可)

ネットで調べた金額とは違っていました。どうやら、毎年毎年結構大幅な値上げがあるようです。

この料金は2016年7月現在のものです。

バスは時間通りに出発し、シエナに到着したのは、11時30分。これも時間通り。

終点シエナは、

「え、なにこれ?これがバスターミナル??」

と思うような場所で、近くに座っていたアメリカ人らしきお兄さんと確認しあっちゃいました。

「ど、どうやら、ここらしいね…(かなり心配そうな声)」

バスを降りた人たちが向かう方向に行ってみると、狭くてくねくねした石畳の道を観光客がぞろぞろ歩いています。

観光客たちの波に乗って歩き続けると、パッと目の前が開きました。

カンポ広場です。

この広場でパリオ祭という街を挙げての競馬が行われるそうで、確かに傾斜が付いて馬が駆け回るのにもってこいな感じです。

また、町中に馬を繫げておく場所が沢山あります。

この町と馬との関係は切っても切れないもののようです。

観光スポットはざっと見て回りましたが、一番うれしかったのは、宮殿を見て回っていたときに丁度、市庁舎で結婚式を挙げているカップルがいて、もちろん中に入れてはもらえませんでしたが、隣の部屋からこっそり見学させてもらえたことです。

イタリアとか、確かフランスも、結婚式は市庁舎で、っていうことを聞いたことがありました。

結婚の誓いを市長さんが認めるとか、そういうことだそうです。

イタリアの国旗カラーのタスキをかけて中央に立っているのが、市長さん。

その両側に、新郎新婦。

ちょっと薄暗い部屋で、市長さんがボソボソと語り、式が進んでゆきます。

最後に市長さんが二人の手を取り、重ねあって、ちょっと声が大きくなったところで、参列者みんなが立ち上がり、

「わ~っ。」

と歓声が上がりました。


素敵なものを見せてもらえました。



午後3時40分のバスに乗ってフィレンチェに戻りました。

案の定、バス停がなかなか見つからなくて、グルグルしてしまいましたが、それは想定内。

バス停が見つかっても、表示が今一つわかりにくく、停泊中のバスの運転手に聞いても無愛想に「NO」と返されるし、やっとそれらしきバスが来たと思ったら、またまた行儀の悪い旅行者どもが割り込みをしてくるしで、せっかくの良い気分が20%ほど削られてしまいました。


自ら旅行者を体験して、それも英語がそれほど通じないところを旅して感じたのは、日本語を理解しない旅行者が日本を旅行するときの苦労は、私がイタリアでした苦労の比ではないんだろうなと言うことです。

日本語はかなり独特な言語で、おまけに日本のあちこちで見る表示物はたとえ英語で書かれてあってもへんてこりんだったするわけで、行きたいところに行けないとか、欲しいものが買えないとか、そういったフラストレーションは、私がイタリアの観光地でバス停が見つからないのとはもう全然違う次元なんじゃないかしらと想像します。

あと4年でどこまで整備できるかしら、なんて、余計なことを考えてしまった次第です。

でも、ま、旅は度胸、です。




















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