アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

休日の社会見学。

やっと、冬休み。

ということで、ずっと行きたいと思っていたフィッシャー・ビルに行ってきました。

フィッシャー・ビルは、デトロイトのダウンタウンのど真ん中にある歴史的建造物です。
1928年に建てられたアールデコ様式のビルディングです。
(ちなみに、1928年と言うと、日本では3・15事件の起こった年。)

フィッシャー・ビルの「フィッシャー」とはフィッシャー家のことです。

フィッシャー家は、もともと馬車荷台関係のビジネスをしており、そのノウハウを当時まだ始まったばかりの自動車に応用し巨額の富を得ました。

発明初期の自動車には、まだボディーと言うものがなく、色々な部分がむき出しでした。

例えば、むき出しのエンジンをクランクと言って長い棒でグルグル回して起動させるというような時代だったわけです。

そんなむき出しのおもちゃのような自動車にボディー(外板)をつけて今のような自動車の形にしたのがフィッシャー家によるフィッシャー・ボディー社です。

当時生産された殆ど自動車にフィッシャー・ボディー社製のボディーを被せたということで、更に、自動車の製造台数は爆発的に伸びたわけですから、フィッシャー・ボディー社の得た利益たるや、物凄いことになりました。
(ちなみに、フィッシャー・ボディーはGMに買収され、今は存在しません。)

ということで、なにかモニュメント的なものを残そうということで、フィッシャー・ビルディンの建設が始まりました。

途中、大恐慌が襲い、当初計画した3つのビルまで行きつくことが出来なかったものの、現存する1つのフィッシャー・ビルだけでもとんでもないほど贅のテンコ盛りです。

柱は、その殆どが大理石。

壁は、その殆どが御影石(アメリカ人の大好きなグラナイト石)。

漆喰製の天井部分には、なんと2か月で仕上げたという手描きの模様がギッシリ詰まり、そこから1機1千万円相当の電燈が等間隔で沢山ぶら下がっています。

ビルに入ったその瞬間、

「なんじゃ、これは!!」

と叫んでしまうほどのコテコテさです。

fisher_bldg12292015.jpg
天井からぶら下がっている電燈は、高さ180センチあるそうです。
デザインが全部微妙に違い、素晴らしい芸術品です。

このフィッシャー・ビル。

毎日ベースで無料ツアーがあります。

事前予約など必要なく、サイトで日時を調べて自分の都合のよい日に参加できます。

もちろん、全部英語で他言語の通訳なし。
(初心者向け英語ではありませんので、事前にウィキなどで勉強していくのが良いかと思われます)

近所にあるウェイン州立大学で歴史学を専攻する大学生のお兄ちゃんが、私の参加したツアーのガイドさんでした。

冬休み中ということもあって、大変な参加者数で、2つのグループに分かれて説明を聞きました。

写真は撮り放題。

むしろどんどん撮って広く宣伝してもらいたいんだそうです。

皆さんも、どうぞ。

是非。


ツアーが終わったら、ビル内にある「ピュア・デトロイト」というお土産屋さんで、デトロイトグッズが購入できます。
是非、お立ち寄りください。(店のマワシモノではありません。)


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