アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

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「終わり良ければ全て良し」な、旅  (((その28)))

本当はパリ経由でデトロイトに帰るはずだったのに、フランスの公務員ストライキが原因で路線が変更となり、経由地がオランダのスキポール空港となりました。

デトロイト行きの飛行機が翌朝6:20発なので、スキポール空港での待ち時間は12時間近く。

まさかストライキで足止めになるなんてこと思ってもみなかったので、スキポール空港近くのホテルに宿泊しようなんて全然思いつきませんでした(いや、単にケチだってことなんですけどね...)。

空港施設内を歩き回って仮眠ができそうなソファーを探します。

結構お仲間がいるわけで、あちこちのソファーにだらっと人が寝ていたりして、危険な感じはしません。

そもそも私が歩き回っていたフロアはチェックイン後のセキュリティーが行き届いたところなので、少なくとも武器を持ったような輩はいないはず。まぁ、盗っ人とかはいるんでしょうが...。

荷物に悪さなどをされないように荷物を抱えてソファに座り込み、そのまま仮眠体勢をとります。

へんてこりんな格好ですから、熟睡なんぞ出来るはずもなく、うつろうつろしながら、時間がたってくれるのをひたすら待ちます。

少しだけ深い眠りに入りそうになったとき、

「Excuse me!?」

と、誰かが肩を揺すってきました。

何事かと思って目を開けましたら、空港警備のお姉さん。

「今夜はここで夜を越す予定ですか?パスポートと航空券を見せてくれませんか。」

と言う感じであれこれ質問がはじまり、納得するまで延々と聞いてきます。

ま、ヒマですか、隠すことなく淡々と答えます。

10分ぐらいあれこれ話したところで、

「じゃ、起こして悪かったわね。おやすみなさい。」

と去ってゆきました。

警備の人は夜の間に2回ぐらいやってきました。

空港の朝2時とか3時というのは本当に不思議な感じがします。

利用客は殆どいないのにざわざわしているのは、空港関係者が夜を徹して仕事をしているから。

荷物ターンベルトのメンテナンスをする人、フロアの掃除をする人、ショップの片付けをする人...。

彼等の音が利用客がいなくてガランとした空間に響き渡ります。

朝が近付き、人の音がどんどんとしだすようになって、デトロイト行きの搭乗口まで移動しました。

既にたくさんの人たちが搭乗手続きのために列を作っていて、大変なことになっていました。

以前にオランダ発のデトロイト便に悪い人が乗っていたことがあったため、搭乗前の検査は物凄く厳重でした。

プロファイリングと呼ばれる、専門検査官による面接が行われます。

これは乗客の全員が対象のテストみたいなもの。

1人につき10分ぐらいあれこれと質問がされます。

たいていは1回の面接でパスとなりますが、面接内容に不審な点がある場合、複数の面接となるようです。面接を繰り返すことで話の内容の一貫性を確認すると言うことでしょうか。

結構、緊張しました。

担当検査員はにっこりと微笑みながら質問をするのですが、目が凄く厳しく光っているんですよ。

「あ、この人たち、プロだわ...。」

って思っちゃいましたもんね。

私の場合、グリーンカードをアメリカに忘れてきちゃっていたもんですから、オランダ当局の面接官との面接が終了した後、オランダ駐在のアメリカ大使館員とも面接をしなければなりませんでした。

「グリーンカードを忘れるなんて、お前は本当にアホやな~。」

という表情で見られちゃいました。(とってもダンディーな大使館員でしたけどね...。)

ま、でも、何とか面接はどれもちゃんとパスして、次は身体スキャン。

なんだか筒のような大型の機械の中に入って、両手を地面に並行に上げて立ちます。

ビュンビュン

と筒の部分が体にスキャンをかけて怪しいものがないかレントゲン検査が行われます。

「はい、終わりましたよ~。出てきてください~。で、これをみてくださいね~。いまスキャンした画像です。なにか言いたいことはありませんか~?」

などと言われても、何を言えばいいんだか...。

ま、これも問題なくパスで、やっと正式な搭乗口に辿り着くことができます。

(ところで、スキャンで不合格になる人がいるんですよ。そういう人たちは、スキャン機械の隣に更衣室のような場所があって、そこで身包み剥がされ、いわゆる「裸検査」が行われるんだそうです。)


搭乗口の椅子にドッカリと座り込み、その日一日あったあれこれを思い出します。

「あ~、いろいろあったなぁ~。」

と。

oliv_028.jpg
北イタリアの田舎の様子。
おとぎ話的。

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