アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

旅するカエル

ウチのオフィスのM君(ルーマニアで生まれたアメリカ人)が日本に出張に行きました。

今回は、研修のため1ヶ月という長期。2人の愛娘と1ヶ月も離れ離れになるのが一番辛かったようです。(でも、スカイプを利用して毎日連絡をとっていたようで、スカイプの偉大さに大感謝!!!)

さて。

2人の愛娘のうち、長女の方は、無類の爬虫類好き。

そう、

爬虫類

です。  

髪は金髪のクルクル天然巻き毛、まつげは2センチぐらい長くてビューラーなんて全然必要なし、肌は抜けるように白く、まさにアニメに出てくるようなお姫様的な長女サマです。

それなのに、ヘビとかカエルとかトカゲとかが大好きで、もちろんお家ではヘビを飼っています。白色と黄色の模様のヘビ…。

日本滞在中に大雨が降った時、そこらじゅうに緑色のカエルがピョンピョン出てきていたそうです。その緑色のカエルが余りにもきれいだったので、スカイプを通してこの長女に見せると、

「それ、お土産ね!」

とリクエストされたそうです。

かわいい娘のリクエストにイヤとはいえないM君は真剣に考えました。

「どうやってこのカエルをアメリカに持って帰るか?」

を。

宿泊所近所のコンビニに行って、携帯用の薬入れ(丸いプラスチック製)を購入しました。

フタに穴を5つぐらい開けて「息」が出来るようにしました。

これにカエル君を入れてアメリカに忍び込ませようという計画です。

研修も終わりに近づき、あと5日ぐらいでアメリカに帰れるというときに、上司から、

「あ~、M君ね。アメリカに戻る前にマレーシアに出張に行ってもらうから。」

と言われ、

「カ、カ、カエルはどうするんじゃ~???」

とM君は大パニックに!

M君の旅程は以下のようになってしまいました。

① 中部国際空港に行く。
② 中部国際空港から成田経由でマレーシア入り。
③ マレーシアから成田経由で中部国際空港に戻ってくる。
④ そのまま同日に中部国際空港から直行便でデトロイトへ。

まさか、カエルがいるんで、マレーシアにはいけませんとも言えず、この旅程全部にカエル君同行の決意をしました。

マレーシアに向かうときは、カエル君の入った容器を靴下に入れ込んだそうです。それで入国検査は軽くパス。

日本に戻ってきたとき、成田の入国検査が結構厳しい様子だったそうで、靴下作戦はやめて、容器をズボンのベルトのバックルとお腹の間のところに差し込んで検査のラインに並んだそうです。

外国人であるM君への検査は結構厳しく、両手をあげて、脇のところを念入りにパタパタし、ズボンのところはベルトの部分を内側、そして外側に指を入れて確認作業が行われたそうです。

でも、なぜだか、ベルトのバックルのところは素通りしたため、カエル君運搬用プラスチックケースは見つからずに済みました。

デトロイト行きの飛行機の中で、もとの靴下のところにケースを移動させ、そのままデトロイトでは簡単に入国検査を終了し、自宅に向かったそうです。

日本の緑カエルを首を長くして待つ娘たちのもとに戻っていったM君。

予想外の長旅を強制してしまって、途中で死んでしまわないかととても心配していたそうですが、あんなプラスチックの容器の中で頑張って生き続け、今もM君のお家で元気にピョンピョンやっているようです。

ヘビに食べられないように、気をつけてね~。







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