アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

聞きなれない発音

日本語は音がクリアで聞きやすいし発音しやすいなぁと思います。(それでも聞き間違えって結構あるし、そのお陰で聞き間違えばかりを集めた本まで出来ちゃってるし…)

それに比べると、英語は、何とも音が多くて、大変な言語です。日本人の耳にプログラムされていない音がとても多くて、なかなか聞き分けることが出来ません。

お友達のKさんが、お店のレジで、

「ツー・バックス?」

と聞かれて、何言ってんだか全然わからず、すっかり緊張してしまって、

「へ?」

と何度も何度も聞き直したら、しまいにはレジのおねえちゃんに完全にあきらめられてしまったそうです。

Kさんは、BUCKSというのが聞き取れなかったのです。

Two bucksというのは、2ドルのことです。dollarが普通の言い方ですが、アメリカでは、大変頻繁にダラーではなくバック(複数でバックス)を使うのです。

Kさんはバックスが、どうしても「ボックス」に聞こえたらしく、

「なんで、箱が2つなんて言ってるのかしら~?」

って思い続けて、私がBUCKのことを説明して差し上げて初めてダラー以外のお金の数え方があることを知ったという次第。

ボックスとバックスは、英語の音になれない日本人には同じに聞こえます。

日本人が英語(外国語)の発音が結構苦手な原因のひとつに、日本語の便利さというのがあるのではと思っています。

どんな外国語の単語でも、日本語の文章は簡単に織り込んでしまえるので、簡単に織り込んでは、簡単につかちゃっているうちに、それがすっかり日本語として定着してしまって、もとの外国語の発音とかニュアンスとかが完全にどこかにいちゃって、ずっと使っているうちに外国語の発音の想像すら出来なくなってしまうという現象が見受けられます。(必殺技は、外国語の動詞単語を日本語と同じように動詞活用して使っちゃったり…。ゲットするなんて凄い日本語だと思うなぁ。最初に使った人、凄すぎ!)

もとの発音と違ってしまっている例としては、

ゲノム

とか

イデオロギー

とかです。

ゲノムは、

「ゲぇノ~ムゥ」

とか英語っぽく言っても絶対に通じません。

なぜなら、

「ジ~ぃノム」

だからです。最初のジ~にアクセントが付きます。ノムの部分はフェードアウトするように発音してください。

イデオロギーなんて、かなり難しいです。

「アイデオロジ~」

となります。アクセントは、オにつきます。


ところで、随分昔に病院でやらかした恥ずかしい聞き取りミス。

「ヨード液に拒否反応を示したことはないか?」

と検査技師に聞かれて、

「へ?」

となってしまいました。

ヨード液って、日本で有名なうがい薬「イソジン」に近い発音なんですが、それの英語の発音方法を全然知らなかった私です。

「アイオダイン」

って発音するんです。アイにアクセントが付きます。

IODINEと書いて、日本ではイソジン(商品名だからちょっと違うけれど)、アメリカではアイオダイン。

全然チャウやんか!

日本語の中にある外国語モドキは完全なる日本語と理解し、余り当てにしないのが安全です。カタカナ語をそれらしく発音しても、大抵通じません。

ほんとに。







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