アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

お料理教室に行く

この地域ではちょっと有名なパイ屋さんがあります。「アチェ」と言うパイ屋さんです。直営ショップがロチェスター通りとロング・レイク通りのところにありますが、グルメ系のスーパーマーケットなどでもゲットすることができます。

お友達のKさんが、ちょっと前に直営店でパイを買ったときに、「パイつくり教室」の案内をもらってきました。去年アメリカに来たばかりで、アメリカのお料理を習いたいと思っていたKさん。是非参加してみたいということで、早速アチェに電話してみました。

残念ながら、パイ教室はまだ計画中とのこと。でも、ポーランド料理のPIEROGI作り教室をやるそうで、ま、何でもいいからということで、Kさんと私で申し込みました。PIEROGIは「ペロギ」と発音するポーランド風の餃子(ダンプリング)のことです。これを揚げるとロシア風ピロシキになります。

ピロギって何?
をクリックしますと、ウィキの説明が出てきます。そこには、日本語の説明リンクもあります。

さて、このペロギ作り教室。

場所はアチェの工場があるチェスターフィールドという所。時間は午後7時から9時まで、料金は25ドル(日本円で約2500円。)

チェスターフィールドなんて場所は行ったことがありませんから、事前にググってみましたところ、ウチから30分ぐらいということで、6時ちょっとすぎに出ました。

まず、北に向かいます。そして、東に向かいます。一面のどかな牧草地の広がるところをどんどん走ってゆきます。田舎道ですから、みんな時速80キロぐらいでビュンビュン飛ばして走っています。行けども行けども同じ風景で、アチェの工場のあるノース・ベイ通りがなかなか出てきません。通り越しちゃったのかと心配になってアチェに電話をしてみますと、どうやら間違っていないようで。陸の孤島のような場所にやっと見つけました、アチェの工場を!

駐車場にはすでにたくさんの車がとまっていて、あわてて中に入って行きます。

想像したとおり、白人のオバちゃんばっかりが受付の所にたむろしています。「どうも~(もちろん英語で)」と挨拶しながら入っていって、受付をします。名札シールを2枚ずつもらいます。自分の名前を書いて、1枚は胸のところに張って、もう一枚は、お料理教室で使うんだそうでなくさないようにねといわれました。

頭にキャップをかぶって工場に入っていきました。なんだか、手術室に入っていくみたいに。

業務用の大きな作業テーブルが4つほど並べてあり、その上には小麦粉、ピロギの中身、型抜きなどが置かれています。好きな場所に陣取り、先生の指示を待ちます。先生はポーランド系のアメリカ人です。

さあ、これから皮を作って、中身を詰めて…、と思っていましたら、

「もう、皮のドウは作ってあります。でも、作り方をわかってもらうためにここで、実演をします。え~、卵を7つ割ります。牛乳を2カップ入れます。あ、牛乳は脂肪分ゼロとかだめよ。ホール・ミルクね。皮がポロポロになっちゃうから。小麦粉はホールウィートだと、失敗するわよ。普通のオールパーパスの白色のを使ってね。こうやって、小麦粉を入れていって、このぐらいの感じまでね。あまりこねないようにね~。詳しいドウの作り方は後からレシピを配るので、お家で見てね~。」

と、ここで、みんなに事前に作られたドウが配られます。

作業台の上にたくさん小麦粉をまいて、その上にドウをのせてロールピンでどんどん延ばします。先生が、「あ~、そのぐらいの厚さでいいわよ~」などと言ってくれます。そうしましたら、丸い型で抜きます。中身のチーズ・ポテトとサワークラフト・ポテトの2種類はすでに用意されています。

型で抜いた丸シートに中身を詰める作業を始めます。餃子のような感じで詰めますが、ヒダは作らず、2つにおったところを単純に合せてしっかりとくっつけるだけです。中身が出てこないように、あわせの部分が1センチはあるようにといわれました。

できたものは、さっき「なくさないようにね」ともらった名前シールを貼った容器に並べます。その容器をアチェの従業員がボイル室に持っていってしまいました。そこで、茹でるのです。茹でたピロギはお湯で洗います。これで、準備完了です。準備完了したピロギをフライパンで焼いて食べます。食べない場合は、そのまま冷蔵庫に入れて4日もちます。冷凍庫に入れてもOKです。茹でて下準備ができていれば便利な保存食になるのです。

ということで、これがお料理教室でした。包丁を使うことも、粉をこねることもないお料理教室とは、何とも気の抜けるような代物で…。一緒に行ったKさんと大笑いしちゃいました。

でも、一緒にお教室に来ていたオバちゃんたちはとっても楽しそうに、でも不器用そうにロールピンを使い、丸い型抜きをして、包み作業していました。それを見ながら、お料理教室の名を借りたお友達寄り合いなんだなと理解しました。

2時間のお料理教室は実質1時間ぐらいで終わっちゃいまして、残りの時間は隣のおばちゃんとおしゃべりしたり、工場付属のパイショップでいろいろなパイやらケーキやらの試食をしたり…。

お教室が終わると、お土産バッグが配られました。アチェのパイが3ピース(私のバッグには、ダッチ・アップル・パイとミシガン・アップル・パイとココナッツ・パイ)、大きなクッキーが1つ、そして、レシピが入っていました。自分で作ったピロギとお土産バッグで25ドルなら、まあまあだなと思いました。

このお教室が結構好評だったので、次はクロワッサン教室をするようです。でも、クロワッサンってあの層を作るのが難しいはずなんだけど。もしかしたら、もうオーブンに入れるだけにしてあるお教室かもしれないな~。

では、ポーランド・ピロギのレシピをここに記しておきますね。お試しください。超簡単です。

ピロギの皮/ドウの作り方。

材料

卵(大) 7つ
牛乳 2カップ
小麦粉 7カップ(オールパーパス)

作り方

(1) 卵をボールの中に割って適当に混ぜる。
(2) 牛乳を入れてウィスクで混ぜる。
(3) 1カップずつ小麦粉を入れて混ぜる。

ドウはネチョッとしたものになります。こね過ぎない程度で手で練ります。このレシピで5ポンド(約2.5キロ)のドウができます。これを延ばして丸い型で抜きます。直径10センチぐらいの型ですと100枚ぐらいできるようです。

中身(ポテトフィリング)の作り方
材料 ポテト 10ポンド(約5キロ)
牛乳 1&1/4カップ
バター 半カップ(有塩)
塩 半ティースプーン
黒胡椒 半ティースプーン

作り方 皮をむいたポテトを茹で、ほかの材料を全部混ぜてマッシュします。

サワークラフトとマッシュポテトのフィリングの作り方
材料 サワークラフト 3ポンド
マッシュポテト 4ポンド
胡椒 3/4ティースプーン
以上の材料をボールの中でよく混ぜます。

チェダーチーズとポテトのフィリングの作り方
材料 マッシュポテト 2.5ポンド
細切りチェダー 半ポンド
以上の材料をボールの中でよく混ぜます。

とっても素朴な食べ物です。

中身は、ひき肉と小さく刻んだお野菜をいためたものを入れてもおいしいです。それを揚げますと、ロシア風になります。

夕飯で残ったカレーを入れますと、カレーパンになります。

バリエーションは様々です。


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Comments

こんにちは~
楽しそうですね。私も以前パン教室へ通ってた事があったので分かります。
教室へ行くともうパン生地が用意されてて
短時間で仕上げる事ができるようになっていました。その後の試食とお土産を貰って帰宅するのが楽しみだったのよ(^^♪
ピロギってピロシキのことなのね。
作った事はありますがこちらでは卵液にくぐらせてパン粉を付けて揚げました。
ところ変われば品変わるでしょうか。

コンサートの記事も楽しそうだし英語が分かって曲を聴くのがいいのよねえ~羨ましいです。

2009.05.26(Tue) 03:33       なさん さん   #-  URL       

コメントありがとうございます。

v-274なさん。
どうも、どうも。お返事がすっかり遅くなってしまいました。暇なはずなのに、そうでもなかったりして。
日本のお料理教室もそういうところがあることをしって、安心しました。やっぱり、お土産って良いよね~。ラクしてお土産ってね~。
また、別のお教室にも行きたいって思ってます。

2009.06.09(Tue) 15:16       ブログヌシ さん   #-  URL       

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