アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

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「黒い砂浜を探して来い。」

これは、先日、通勤途中に聞いていたラジオ番組で知ったお話です。

映画制作にはとんでもなくたくさんの人がかかわっています。そんなたくさんのスタッフの中に、「ロケーション・ディレクター」と呼ばれる専門職の仕事があります。映画の内容やイメージにぴったり合う撮影場所を探してくるのがロケーション・ディレクターの仕事。

ラジオ番組は、クリント・イーストウッドが監督をした硫黄島の戦いの映画のロケーション・ディレクターをやった人物のインタービューでした。

基本的なロケ場所はハワイに絞られていて、ハワイ諸島の中で硫黄島のような雰囲気のある場所を利用してロケを行う予定をしていたそうです。

イーストウッド監督からは、

「黒い砂浜を探しておくように。」

という注文が出ていたそうです。

硫黄島といえば、日米戦でとてつもなく多くの死者の出た激戦地。激しい戦闘で砂浜は一面真っ黒になったそうです。物理的な黒さだけでなく、戦闘の壮絶さや悲惨さを描写するためにも黒くただれた背景が必要だったようです。

ロケーション・ディレクターは黒い砂浜を求めてハワイ中を歩きに歩いたそうです。しかし、行けども行けども、白い砂浜ばかり。エメラルド色の海、抜けるような青い空、真っ白サラサラ砂浜のコンビネーションを戦闘シーンに使うことはできません。

ハワイにはそんな砂浜ないぞ、と絶望的に歩き回っていたとき、たまたま雑談をしたハワイに住む一般人のおじさんが、

「そういえば…。アイスランドの砂浜は、黒いそうだな~。」

とつぶやいたそうです。

アイスランドは火山系の島で、砂浜が黒いというのは大いにありえるお話です。

このロケーション・ディレクター、さっさとハワイを去り、一目散でアイスランドに向かいます。

アイスランドに到着したその瞬間、戦闘シーンにアイスランドの黒い砂浜を使うことを決定したそうです。

こうして、イーストウッド監督のあの映画ができました。そういえば、日本政府から、最近、勲章をもらいましたよね。この映画の功績で。

いわなきゃ誰もあの戦闘シーンがアイスランドで撮影されたなんて、わからないですよね。

ロケーション・ディレクター。何だか、面白そうな仕事です。


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