アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

昔はどうしてたんでしょうか。

帰宅して、まずやること。

手を洗って、とりあえずテレビをつける。

そして、ボウズはシャワーを浴びに行きます。一日中ず~っと汗ドロドロになって遊んでいますから。シャワーから出ると、テレビを観たり、ゲームで遊んだり、本を読んだりします。

私は、「夕飯、夕飯~」と言いながら冷蔵庫から食材を出して、調理に取り掛かります。

夕ご飯をたべると、ボウズの就寝時間9時ぐらいまでは、ダラダラとテレビを観たりしています。特に、いまは、オリンピックに釘付けです。日本とアメリカの両方を応援。

さて、以上は、我が家のごく普通の毎日の流れなんですが、例えば、中世の人たちって、どうだったんだろう~と思ったりします。

もちろん、王族や貴族やとてもお金のある商人たちの生活と、下々の人たちの生活は比較できないぐらい違っていたんでしょうが、例えば、テレビやラジオや電気やコンピューターや、はたまた、携帯やアイ・ポッドや車や電車のない生活って、どうも想像することすら難しいものがあります。

映画「エリザベス」を観ておりましたら、重要な訪問者を自室に迎えたエリザベス1世が、すっと手を上げて、

「下がって宜しい」

と、言うんですね。

これは、女王専属の楽師に対して言ったせりふです。

あの時代には、もちろんテレビやラジオなどなかったので、音楽はライブ。女王クラスになると、自室に専属楽師。なんとも、凄いお話です。

「あ~、なんだか、寝苦しくって、だめだわ。音楽でも聴きながら寝ることにしましょう~。」

なんて女王様が言い出したら、楽師たちは残業で音楽を奏でることになるんでしょうね~。

なんで、こんな話をしているのかといいますと、つい最近、「ブーリン家の姉妹」のDVDを観たからです。日本ではもうすぐ映画が公開になるようですね。

ブーリン家の姉妹

原作がとても気に入ったので、期待に胸膨らまして劇場に行きましたら、ものすごく期待ハズレで大いに怒った私ですが、気を取り直してDVDで再度観てみましたら、「あら、結構いけてるじゃないのよ~」ということになったのです。(なんとも、勝手なヤツ)

この映画を観る上での重要なポイントは、「原作を忘れ去ること」です。

全く独立した映画という観点で見ますと、「なかなかの映画じゃないの~」と思えます。しかし、チューダー朝関係の歴史を全く知らない人が観ると、まったく訳分からなくなります。ある程度の歴史的背景を知っておくことが必要です。

さてさて。

映画本編のお話は脇に置いておいて、DVDに付いてきた特典が面白かったんです。

「あの頃の生活は、実際、どんなだったか」

というお話を、この物語の原作者、映画のプロデューサー、脚本化、キャスト、さらには、どこかの大学の教授たちに語らせているんです。

それによりますと、当時の貴族は自分で衣服の脱着をすることは無かったそうです。お人形さんのように立ったままの姿勢で、全部召使たちがするんだそうです。そうすることで、洋服に付いた汚れが手に付きません。

なぜ手に汚れが付いてしまっては困るかというと、当時はスプーンやフォークを使って食事をするということはまだ開発されておらず、全部素手なんですね。ですから、手を常にきれいにしておかなきゃならないということで。それに、水道なんでありませんから、頻繁に手を洗うなどという習慣も無かったようです。

手を洗う、という行為だけでなく、お風呂にも入らないのが習慣だったようです。

なんでも、お風呂に入ると毛穴が開いてそこから悪い病気とか悪魔が入ってくるんだと、当時の人たちは信じていたようです。(おいおい~)

体が汚れたときは、濡らした布で拭く、というのが通常だったようです。

体がこんな風ですから、、もちろん頭髪も随分と汚かったようで、それを隠すために頭全体を覆うカブリモノが存在していたんですね。随分とシラミだらけだったとか。

この映画の原作を読んでいたら、「ライス(シラミ)・コーム(櫛)で頭をとかす」という表現が頻繁に出てきたので、ただのコームじゃなくて、ライス・コームなんだろうと不思議に思っていましたが、本当にシラミがいたからライス・コームなんですね。げげげ。

毎日シャワーを浴びられる、この幸せ。



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Comments

入浴は・・・

確か、医療行為と同じく考えられていたんじゃなかったかしら??
確か「アルカサル」でもアラゴンの使者が王様に入浴を勧められても、「入浴の日ではない」と断っているシーンがありましたよね(笑)
ほんと湯船に浸かるのなんて、年に数度あるかという時代もあれば、田舎の方では公衆浴場とかもあって殆どが混浴があったという話も聞いたことがあります

王様、大喜び?(爆)

2008.08.25(Mon) 05:17       たれぞ~ さん   #-  URL       

しらみ!!ですか。考えるだけでかゆくなりました。よかった~現代に生まれて。本当にしあわせです。

2008.08.27(Wed) 01:30       uta さん   #FvEjKfs.  URL       

お返事遅くなってしまいました。

v-48たれサマ
そういえば、そんなシーンありましたね。(記憶力悪い、わたし。)
今でも、お風呂=医療行為ってのは、よーく考えますと、意味が成り立ちますよね。垢で死ぬ人はいないかもしれないけれど、汚くしていると精神的に良くないですよね~。
でもさ、あの時代、どんなにきれいなドレスを着ていても、体が汚かったらゲ~って思わなかったんでしょうかねェ~。皆さん、くさそ~。

v-48U姫
暑かったり、運動したりすると一日に2回ぐらいシャワー浴びちゃったりすることを思うと、やっぱり、現代に生まれてよかったなと、思いますよね。
例えば、出産後の身も体もどろどろの時、お風呂とかシャワーとかで体をきれいにしなかったらどうなっちゃうんでしょ~??なんだか、臭ってきそう…。

2008.08.29(Fri) 07:58       KE007 さん   #-  URL       

こんにちは。 A2のしげちゃんです。
私がWMUの学生だった頃、ルームメイトがベトナム人でした。 彼女がベトナムにいた頃は、すご~っいお金持ちで、子供一人一人に専属のメイドがついていて、お出かけの時も、自分で荷物を持った事がないと言ってました。 さらに、洋服を着たり脱いだりする時も、この映画のように(私は観てませんが)仁王立ちで、メイドさん達が全部やってくれたそうです。 なので、アメリカに来て(高校生のころ)、やっとリボン結びができるようになったとか…。 もっとすごいのが、お風呂に入るときも、仁王立ち?で、体も全部メイドさんが洗ってくれて、タオルで拭いて、洋服を着せてくれたそうです。 その頃は、それが当たり前だったので、何にも思わなかったそうですが、今思うと、めっちゃくちゃ恥ずかしいと言ってました。 まだ、こんな生活をしている人がいるかもね?!

2008.09.02(Tue) 15:38       しげちゃん さん   #-  URL       

コメント、サンクス~。

v-77しげチャン
たしかに、世の中には、私たち平民には全然想像すらできない生活している人たちっているんですね~。メイドやら執事やら、いいな~、と思いますが、そういう環境に育ってないので、どう接したらいいのかわからんね~。フツーが一番ってことですかね~。

2008.09.05(Fri) 13:13       KE007 さん   #-  URL       

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