アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

The Block

最近、歴史小説ばかりを読んでいます。

歴史小説というのは、著者が史実と史実の間にイマジネーションを織り込んで、お話を面白く展開させます。イマジネーションの部分は実は本当にそうだったり、逆に大ハズレだったりします。でも、基本的に、史実という土台がありますから、あまりにぶっ飛んだイマジネーションを織り込みますと最後のつじつまが合わなくなりますから、もうそれは歴史小説じゃなくなってしまいます。

また、歴史小説は、主人公の行く末が読む前からわかってしまっているという前提があります。たいていの場合、死んじゃいます。それも悲惨な死に方が多いです。だから、小説になるんでしょうけど。

今、読んでいるのは、「イノセント・トレーター」というジェーン・グレーのお話。
かわいそうな女王


このジェーン・グレーという人物。歴史上ちゃんと存在しています。ウィキペディアでも解説されていますし、この人物を専門に研究している人も世界中にたくさんいるはずです。

「反逆罪」の汚名を着せられ、わずか16歳で首を切られて死んでしまった16世紀の英国女王のお話です。

強欲な親達がいかにしてジェーンを女王の座に付けるか、その過程がジェーンの周りにいる人たちの告白という形で語られてゆきます。

親族の底なしに深い強欲っぷりが凄まじく、車運転中も信号待ちの一瞬を利用して読んでいるぐらいハマッってます。

今読んでいるところが、ちょうどもうすぐ斬首されるところなのですが、ちょっと読むスピードが落ちてきました。実は、読むのが苦しくなってきたのです。

親の陰謀で16歳の子供が斬首されるお話というのは、悲しいものです。思えば、彼女は16年の短い人生のうち、何にも楽しいことなどなかったようです。

いわゆる王族の一員として生まれたので、生まれは良かったかもしれませんが、全く愛情のない両親から全てを完璧に遂行することを期待され、少しでも両親の意向に沿わないことをするものなら、酷いお仕置きが待っています。常に緊張した毎日を送っていたことが簡単に想像できます。

斬首という形で地上での人生を終えて、天国に行ってやっとあのヒドイ両親から解放されたのはなんとも運命の皮肉です。

そうそう。今日のお題の「ブロック」。

ブロックって言いますと、いわゆるブロック=「木片」とかのことで、この小説の中で何度も登場しますが、これ、「断頭台」のことです。

このブロックに頭を乗せて上から刃が落ちてくるのを待ちます。これは、一般的な斬首の仕方。

ヘンリー8世の2番目の妻アン・ブーリンは、ひざまづいて後ろから剣が振られ斬首となりました。これ、フランス方式だそうです。


(つづく)





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