アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

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日本語は難しい。

私の周りには日本語をペラペラに喋るガイジン(アメリカでは、私がガイジンですけど…)が結構一杯います。

一番凄いのは、P君。

両親アメリカ人(白人)で18歳までずっと日本に住んでいて、学校もずっと地元の公立学校に通っていたので、日本語は母国語レベル。っていうか、「日本語お上手ですね~」って言われると非常に機嫌が悪くなるようなヤカラです。「オレは日本人だ。バーカ!」って心の中で日本語で悪態をつくようです。

でも、見た目はバリバリ西洋人なんですよ、P君って。背がひょろ~って高くて、赤毛、そばかすの目立つ顔、真っ青な瞳。そんな人物が日本語どころか名古屋弁を駆使し、日本人のメンタリティーを持っているというのは何とも不思議な感じがします。(ま、最近、そういうガイジン顔で喋るのも考え方も日本人ってのは随分日本で増えているようですが。)

次に凄いのは、N君。

彼はアジアの某国から日本に来てもう何十年もたちます。母国で過ごしたより日本に住んでいる時間の方がずっと長く、だから自然に日本語ペラペラです。いわゆるガイジンなまりも全くありませんから電話などで話すと日本人と話しているのと全く同じです。

で、次にお上手なのはT君。

日本の某超有名大学の医学部に留学をしていたこともあり、全く自然な日本語を喋ります。それこそ、P君とかN君とかと変わりのない日本語です。

しかし!

いくら喋るのがペラペラでも、「書く」ということになると話は全然違います。やっぱり日本語で一番難しいのは「書く」事のようです。

P君は基本的に日本人なのでこっちにおいといて、N君やT君はあれだけペラペラに日本語を喋り、目を閉じると非日本人であることを忘れてしまうぐらいの会話レベルなのに、文章を書かせると「あれれ???」なんです。

N君は随分ときちんとした日本語文章を書きますが、まだ、どこかとってつけたような感じがします。

T君の場合。日本の大学病院に研究者として行くことが決まっていて、研究内容の説明などを日本語で提出するためのお手伝いをしたことがありますが、T君が書いた英語原版を日本語にする作業が全然はかどらず、結局私が全文翻訳してあげました。T君が自分でやり始めた和訳文をみて、「あら、これ、全然ダメだわ~」と思った以上に、日本語を書くことの難しさを再確認しました。

ウチのボウズは日本人の顔をして、日本語のような言語を殆どナマリなく喋りますが、作文はち~っとも出来ません。放っておくと漢字がひとっつもない文章+話し言葉そのままの文章となります。

やっぱり、言語というのは話せて書けてはじめてちゃんと使いこなせるものだと思う次第です。

そうそう。日本にアーサー・ビナードという米人の作家が住んでしますが、この人、もの凄く素晴らしい日本語文章を書きます。別に小さいときから日本に住んでいたわけでもないのに、ここまで日本語のニュアンスを理解して言葉を使うことが出来るってすごいな~と、この人物の文章を読むたび感心しちゃってます。(たまに日経新聞でエッセーを書いてます、この人。)


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