アメリカに住むということ

よそ様の国に住むというのは結構大変です。英語が出来ればいいというものではありません。

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鑑定結果は?

またまた、テレビのお話です。

日本にいる時、「何でも鑑定団」という番組を毎週楽しみに観ていましたが、アメリカにもこれに良く似た番組があります。PBSという公共放送(日本で言うところのNHK)でやっている「アンティック・ロードショー」というのがそれにあたります。

http://www.pbs.org/wgbh/roadshow/index.html

ロードショー(ROADSHOW)というだけあってスタジオ収録ではなく、全米各地に出向いてその土地の特色を織り込みながら番組が進んでいきます。いわゆる「出張鑑定団」方式です。

この番組は多くの鑑定者を抱えて、どんな妙な物が持ち込まれてもちゃんと太刀打ちできるようになっています。クリスティーズなど鑑定・オークション専門の会社で働く蝶ネクタイをした鑑定士から、見るからに超オタクな感じの鑑定士まで、どの鑑定士も驚くべき知識と経験をもっています。(当然だけど…)

15点ぐらいが本編の中でじっくりと紹介されます。まずは、持ち込んだ人物による説明。そして、鑑定者による専門的な説明という段取りです。その後に鑑定額の発表があります。

持ち込まれた物を専門家が詳細に説明するのはもちろん興味深く、大変勉強になるのですが、それ以上に楽しみにしているのは、値段が発表されるときの持ち込んだ人たちのリアクションです。

近所のガレージセールでただ同然で買ってきた古臭いランプが実はティファニー製のレアものアンティークだったとか、その逆でアンティックショップでティファニーだからと言われて大枚はたいて買ってきたのが実は偽物だったりとか、というのは毎回出てくるエピソードです。参加者達の一喜一憂する光景が何ともほほえましいのです。

この番組には、東洋の物もよく出てきます。

謎の中国人像
この中国の像が画面にドーンと出てきたときは、本当にびっくりしてウチのボウズと2人して後ずさりしてしまいました。なんでも、1960年代の初頭、シカゴのチャイナタウンにあるアンティックショップで600ドル(6万円)出して買ったものなんだそうで。なんだか余りに不気味でアヤしく、「絶対にこのオッサン騙されたよ~、アンティックショップの人に~!」とか画面に向かって叫んでいましたら、鑑定結果はなんと4万ドル(4百万円)! こ、こんな像、家の中に置いておきたくないな…。不気味すぎ…。

本象牙の宝石箱
日本の珍しい美術品もよく出てきます。これは、明治時代に作られた象牙の宝石入れ。外面から内側まで細部に渡り高い彫刻技術が光り輝いています。鑑定者の説明によりますと、時代が江戸から明治にかわり、お侍がいなくなり刀も不要になって刀匠たちが失業する羽目になった時、生きてゆくために刀匠たちが工芸品の道を選んだ結果、このような素晴らしい作品が生まれたんだそうで。こんなのが海を越えてケンタッキーのアンティック・ショーに出展されるなんて!これを持ち込んだおばさんは、300ドル(3万円)で購入したそうですが、鑑定結果は5千ドル(50万円)から7千ドル(70万円)ぐらい。おばさん、大喜び!!

時間の関係で本編の中で紹介しきれなかった人たちも、番組の最後に「おまけ」として出てきます。それも、いろいろ人間の本性を垣間見ることができて、面白いです。

白人のおじさん:
「この水墨画は、以前中国に行ったときに買ったもの。大変いい作品なんだそうで、150ドル払ったんだよ~。でも、今日鑑定してもらったら、なんと、25ドル(2500円)だってさ!ははっはっはっは~~!!。」

とか、

白人の若い女性2人:
「このなんだかわからないけれど、とっても古くて価値のありそうな物を一晩車を交代しながら運転してきたわよ~。もう、ふらふら。で、鑑定してもらったら、価値はありませんって~!。せっかくこんなに長距離運転してきたのに~!。キーッ!!!」

など。とっても、笑えます。水墨画のおじさん、面白すぎ。

ちなみに、「鑑定」は英語でAPPRAISAL(アプレイザル)
これを「鑑定する」という動詞にするとAPPRAISE(アプレイズ)
で、「鑑定者」のことはAPPRAISER(アプレイザー)と言います。

怪しげな中国人像と美しい日本の宝石箱の写真。クリックすると、ちょっと大きくなります。
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